アプトス(フェザーリフト)
CONSULTATIONアプトス(フェザーリフト)の歴史
アプトス(フェザーリフト)は1996年にロシアの美容外科医のスラマニーチェ親子(Drs.Marlen and Georgi Sulamanidze)によって開発されました。
2000年に、ロシア厚生省の委員会が、Vishnevsky外科研究所に300人の患者に対して施行させ、その有効性・安全性を検討させました。
また、2004年にカナダ人のLycka が発表した論文では350例のアプトス手技のうち348例で満足した顔面エイジングケア結果となったと報告されています。
日本では2001年から導入され、2002年の第82回日本美容外科学会で学会発表が行われました。
最初の数年間は、アプトス(フェザーリフト)という言葉そのものも一般的ではなく、手術をするドクターも現在と比べると手探り状態であったといえます。
つまり、どの程度リフトアップすれば良い結果が出るかわからず試行錯誤の状態でした。
しかし、現在はドクターの技術も向上し、広く世間に知られるようになり、多くの患者様が治療を受けています。
しかしその一方で、アプトスに対する知識が少なかったり、技術が未熟であるにもかかわらず、専門医と称して広告だけ立派であるドクターも残念ながら存在します。
CONSULTATIONアプトス(フェザーリフト)の糸
アプトスの糸は、ポリプロピレンという素材からできています。
これは心臓血管外科などでも使用されている材質で手術に使われて30年の歴史がある素材です。
長さ12cmのアプトス糸は両端から中央に向かって特殊なギザギザの毛羽立ちがあります。この毛羽立ちが皮下組織をしっかりと保持しながら皮膚を糸の中心に向かって収縮させます。
その結果、たるみが両側からの圧力により上へと持ち上がり若々しいラインを取り戻すのです。糸の周囲には繊維組織が形成されるので、更なるリフトアップが期待でき、張りが長時間持続される効果があります。
「APTOS」はantiptosis(antiは抵抗する、ptosisは下垂の意)から由来した名称ですが、イタリアの会社(Promoitalia社)がヨーロッパのCEマークを取得して製作しています。
アプトス糸のオリジナルのロシア製はThreads lift (スレッドリフト)とよばれています。
イタリア、アメリカではライセンス品が生産されています。また、アメリカの会社(KMI社)が製作しているFeather lift(フェザーリフト)があります。
呼び名は違いますがみな同じものです。
CONSULTATIONアプトス(フェザーリフト)の技術紹介
アプトス(フェザーリフト)では、一切皮膚を切りません。特殊な針と特殊な糸を用いてたるみを引き上げ、しわを改善する治療法です。少量の局所麻酔で、リフティング効果が得られます。
特に頬のたるみには有効です。鼻から口元にかけてのしわ(ほうれい線)が浅くなり、張りのある頬の輪郭がよみがえります。 目の下のくぼみも改善され、若々しい印象になります。
また同様に、下垂した眉の引き上げ、頚部のたるみの引き上げも行うことができます。
施術後当然たるみはリフトアップしていますが、施術後2~4週間頃から更にたるみがリフトアップされてきます。これは糸の周囲にできた繊維組織による収縮効果によるものです。
糸の直接的なリフティング効果との繊維組織の新生によるリフティング効果との相乗効果でより優れた結果を導きます。
術後、皮膚には針を刺した部分に赤い点状のあとが残りますが、数日で消えていきます。
腫れもわずかで、まれに内出血を生じますが、これらは自宅で冷却することで最小限に抑えることが可能です。皮膚を切除縫合しないので、抜糸も不要です。
通院の必要もありません。翌日から洗顔、化粧も可能です。顔のマッサージは約1ヵ月後から可能です。
CONSULTATIONアプトス(フェザーリフト)の効果
リフティング効果の持続期間は、個人差はありますが約5年間といわれています。上述したような周囲の繊維組織による収縮によっても生じるために、半年以上経たほうが満足度が高いようです。
今後、フェイスリフト手術に替わる方法として期待できます。しかし効果としてはやはりフェイスリフトが持続時間、効果に優れています。
アプトスは 45歳未満の若年者の軽度のたるみに時に有効性が高いといわれています。
SIDE EFFECT主なリスク、副作用など
アプトス治療後は、腫れ・浮腫みがあります。
痛みに対する感じ方は個人差がありますが、全く痛みがないわけではありません。
術後数日~1ヶ月位は、大きく口を開けたり、笑ったり、顔を洗う時などの際に、引きつれ感や違和感があります。
また、内出血となるケースがありますが、いずれも時間の経過とともに気にならなくなります。
治療後すぐ、針を刺した箇所以外はメイクが可能です。
治療後翌日からは、針を刺した箇所もメイクが可能で、万が一内出血となった場合でも、ファンデーションやコンシーラーで気になる部分をカバーできます。
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