美容整形なら城本クリニック 全国25院、開院30年以上の美容外科

これまでたるみとりの治療としては、メスを使って引き上げる外科治療しかありませんでした。

その後医療の進化によって、また「ダウンタイムを短く済ませたい」「より軽度のたるみにも対応した治療を」というニーズの多様化によって、より侵襲性の低い糸リフトや、さらにはメスを一切使用しないサーマクールなどの高周波治療器が登場し、治療方法も日々多様化しています。

肌のたるみは、その弾力を生み出しているコラーゲンやエラスチンの減少・崩れによっておこります。
コラーゲンは肌の弾力を生み出す真皮層の約70パーセントを占める重要な物質です。
一方エラスチンは、量こそ約2パーセントと多くはありませんが、コラーゲンとコラーゲンをしっかり結びつけて束ね、梁のような働きをしています。ゴムの様に伸縮性があり、コラーゲンの周りにコイルの様に巻き付いて存在しています。

このコラーゲンやエラスチンは、20代がピークで40代を過ぎると急激に減少していき、肌のハリがなくなりたるみが出てきます。
20代はみずみずしく弾力のある肌でも、40代を過ぎると手でつまんでも元に戻らないハリのない肌になってしまいます。
これはエラスチンが減少してコラーゲンを支えきれなくなり、弾力性・伸縮性がなくなってきている証拠です。保水性のあるヒアルロン酸が減少することで、お肌の水分量やみずみずしさも減少していきます。

また、加齢以外にも紫外線によるダメージもコラーゲンやエラスチンを壊してしまうということもわかっています。

サーマクールは、6.78MHzの高周波(RF:Radio Frequency)を利用して、このコラーゲン・エラスチンを収縮させて引き締め、たるみを解消することができるメスを使わないリフトアップ治療です。

専用の照射チップ（機器先端の照射器具）から放出される高周波が、瞬間的に肌組織の深部のコラーゲンを55～60℃に熱することで熱収縮がこります。
サーマクールでは主に皮膚下の2．5㎜～3.0㎜付近を熱しますが、その影響は皮膚下約5mmの範囲まで及び、コラーゲンの引き締めが起こります。

また、照射で熱作用を起こすとほぼ同時に、－26度の低温冷却ガスを肌表面に噴射して保護します。さらに、照射チップに埋め込まれたICチップが皮膚表面の温度を感知してコントロールしていますので、皮膚表面はやけどの心配がありません。

実は、初期に行われていたサーマクールの治療は、現在よりも格段に高いエネルギー出力を、顔全体に1周照射するという方法でした（これをシングルパス法と呼びます）。
そのため、麻酔をしっかり効かせても治療の痛みが強くあり、術後の腫れも伴うものでした。

その後、「アンカリングポイント」と呼ばれる、より治療効果の高い部位に重点を絞っての照射が意識され、治療の痛みの軽減が図られるようになりました。
現在では、『マルチプルパス・ベクトル法』と呼ばれる、「控え目のエネルギーでの照射を何周も繰り返すことによって、痛みを減らし高い効果を得る」という方法に変わっています。

マルチプルパス・ベクトル法が主流になってからは、麻酔クリームのみでも十分痛みが抑えられるようになり、より快適にサーマクールの治療を受けられるようになりました。
最新の研究では、高いエネルギーで1回だけ照射するよりも、低いエネルギーで数パス（数周）照射したほうが、かえって高いリフトアップ効果を得られるということも明らかになってきています。
さらに、マルチプルパス・ベクトル法では同じ部位に数回の照射が可能なため、「顔の中でも引き上げたいところはほかの部位よりも大目に照射する」「それほどたるみが気にならない部位には1回のみの照射で」など、シングルパス法では実現できなかった『3次元立体的なオーダーメイドの治療デザイン』も可能となっています。

照射チップも長年の研究により改良が加えられ、より効果的・効率的に治療ができるようになりました。
マルチプルパス・ベクトル法への進化とチップの改良が相まって、現在ではサーマクールはほぼ痛みや腫れのない治療にまでなっています。

一切メスを使わず、高周波をあてるだけで簡単にリフトアップすることがでるサーマクール。
治療直後からお化粧もでき、ダウンタイムもほとんどありません。

城本クリニックにはサーマクール認定医が多数在籍しており、症例数も豊富にございます。
当院で治療をお受けいただいた患者様のご満足度は非常に高く、再度治療をご希望いただくリピーターの方も大変多くいらっしゃいます。